TTVC Developer 1.1.2 を公開しました。

http://childs.squares.net/program/ttvc_developer/index.html

TTVC Developer 1.1.2 を公開しました。変更点は以下になります。

  • 【機能追加】作成した実行ファイルの実行時や外部プログラムの実行時に、標準入力用のダイアログを出す設定を追加した。
  • 【機能追加】バージョンダイアログにコンパイラのバージョンを表記するようにした。
  • 【機能追加】プロジェクトの履歴数が無制限だったのを最大16件に制限した。
  • 【バグ修正】プロジェクトの履歴を消去しても再起動すると消去されていなかったのを修正した。
  • 【バグ修正】外部プログラム等で改行として LF のみ出力されていた場合、改行されていなかったのを修正した。
  • 【バグ修正】作成した実行ファイルの実行時および外部プログラムの実行時に「結果をタブに出力しない」設定の場合、実行されたプログラムの標準入出力がおかしかったのを修正した。

標準入力用のダイアログについては、git を使っていて一部のコマンドが画面からの入力を求めるので必要になるかなと思ったので用意しました。

TTVC Developer の初期設定について(1.1.0以降)

TTVC Developer は Microsoft Visual C++ を利用しますので、それについての設定が必要です。 初回起動時は自動で設定画面が開きます。 2回目以降の起動で設定画面を開きたい場合は、メニューの[ツール]→[環境設定]で開きます。

Makeコマンド

Microsoft の nmake コマンド(nmake.exe)を指定します。 インストール場所やバージョンにもよりますが、 自分がデフォルトの場所にインストールしたVC++ の場合は以下になります。

C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2017\BuildTools\VC\Tools\MSVC\14.12.25827\bin\Hostx86\x86\nmake.exe

コンパイラ

VC++コンパイラである cl.exe を指定します。 自分がデフォルトの場所にインストールしたVC++ の場合は以下になります。

C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2017\BuildTools\VC\Tools\MSVC\14.12.25827\bin\Hostx86\x86\cl.exe

リソースコンパイラ

リソースを使う場合、リソースコンパイラを指定する必要があります。

C++コンパイラとは別の場所にありますので注意が必要です。 Microsoft Build Tools でのインストールしている場合、 コンポーネントは UWP 用 Windows 10 SDK (10.0.16299.0): C++ で 場所は以下となっています。

C:\Program Files\Windows Kits\10\bin\10.0.16299.0\x86\rc.exe

環境変数 INCLUDE、 LIB、 LIBPATH

これら環境変数を必要に応じて設定します。

環境変数 INCLUDE については以下を参照

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/73f9s62w.aspx

環境変数 LIB については以下を参照

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/6y6t9esh.aspx

環境変数 LIBPATH については以下を参照

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/yab9swk4.aspx

自分の場合は以下となっています。

環境変数 INCLUDE

C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2017\BuildTools\VC\Tools\MSVC\14.12.25827\include;C:\Program Files\Windows Kits\10\Include\10.0.16299.0\shared;C:\Program Files\Windows Kits\10\Include\10.0.16299.0\ucrt;C:\Program Files\Windows Kits\10\Include\10.0.16299.0\um

環境変数 LIB

C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2017\BuildTools\VC\Tools\MSVC\14.12.25827\lib\x86;C:\Program Files\Windows Kits\10\Lib\10.0.16299.0\ucrt\x86;C:\Program Files\Windows Kits\10\Lib\10.0.16299.0\um\x86

自分の環境では環境変数 LIBPATH は使っていないです。

TTVC Developer 1.1.0 を公開しました。

http://childs.squares.net/program/ttvc_developer/index.html

TTVC Developer 1.1.0 を公開しました。変更点は以下になります。

  • 【機能追加】スクリプト(Squirrel)による拡張機能を追加した。
    • 環境設定の外部プログラムメニューをスクリプトで記述できるようにした。
    • ビルド中の各タイミングで処理を挿入できるようにした。
    • ビルドの依存関係を追加できるようにした。
  • 【機能追加】設定で x86コンパイラと x64用のコンパイラを設定できるようにした。
  • 【機能追加】ツールバーにコンボボックスを追加して、それでプロジェクト構成の選択を出来るようにした。
  • 【機能追加】タイトルバーのアイコンを(プロジェクト設定で)設定できるようにした。
  • 【機能追加】ツリービューのアイコンをシステムのアイコンも使うようにした。
  • 【機能追加】ツリービューのアイコンを TTVC Developer 独自のアイコンを使わないように設定出来るようにした。
  • 【機能追加】メニューにアイコンを付けた。
  • 【機能追加】読み込んだプロジェクトの履歴機能を追加した。
  • 【機能変更】新規プロジェクトを作成する際のダイアログのデザインを変えた。
  • 【機能変更】設定で nmake.exe を指定するように修正した。
  • 【バグ修正】複数のダイアログにおいて、OS のスタイルによってはデザインが崩れていたのを修正。
  • 【バグ修正】プロジェクト変更後に保存せずに他のプロジェクトを読み込んだ場合、読み込んだプロジェクトを変更済と認識してしまっていたのを修正。

ずいぶん間が空いてしまいましたが、その分修正も多くあります。このアップデートでかなり使いであるようになったと思います。

以降は Squirrel の拡張部分を更に広げていこうと考えていますが、その前に github 等にソース公開などを考えています。

次期バージョン1.1.0を開発しています。

次期バージョンの大きめの機能を追加した 1.1.0 を開発しています。 目玉の機能としてはスクリプトによる拡張機能を考えています。 スクリプトで細かい設定をしたり、ビルド前やビルド後に処理を追加したり、C/C++ソースファイル以外のファイルをMakefileで依存関係やら処理を追加したりと出来るようになります。 スクリプトのエンジンは Squirrel を使っています。 Squirrel に関しては既に他の自作アプリでの使用して結構良い感じになりましたので TTVC Developer にも追加しようとなりました。

TTVC Developer 1.0.1 を公開しました。

http://childs.squares.net/program/ttvc_developer/index.html

TTVC Developer 1.0.1 を公開しました。変更点は以下になります。

  • 【機能追加】クリーン機能を追加した。
  • 【バグ修正】ターゲット種類をスタティックライブラリに指定していた場合、メイクをすると内部エラーになっていたのを修正

スタティックライブラリが作れないバグは恥ずかしいバグですね。